京都市立芸術大学をめざす「京都芸大受験」講座より、色彩課題の紹介です。
今回は「色彩」の課題から。
テーマは「金魚」。
京芸の色彩課題では、色彩や絵具に関する基礎理解・技術が試されます。
それと同時に、出題に対する柔軟な表現力も重視されます。
「これが正解」というようなロールモデルは明確に提示されていないため、どういった絵にしていくか、受験生はあてなく迷ってしまうことが多いです。
いっぽうで、自分らしい作品をつくる絶好のチャンスでもあります。
安易に奇をてらうのではなく、自分の芯を持つこと、自分の中にある世界を自信をもって見せることが大切です。
(これはアーティストとして世に出ていくうえで当然のことでもあるでしょう。)
出題条件を踏まえた上で、自分にしかできない作品、見た人に「そう来たか!」と言わせるような絵をつくることが、今後の課題かと思います。
本年も残りわずかとなりました。皆さまどうぞよいクリスマスを、よいお年をお迎えください。