2018年12月19日水曜日

銅駝をめざす~色彩~

昨日より「2019冬期講習会」が始まりました。
いよいよ入試に向けてのラストスパートです。

冬期は中学3年生向けに「銅駝(どうだ)高校受験」「美術系高校受験」講座を行っています。
その「銅駝~」講座より、早速昨日の作品を紹介します。


銅駝高校は「京都市立銅駝美術工芸高等学校」という、公立の美術系単科高校です。
1880年創立の京都府画学校の流れをくむ、歴史ある高校です。

 入試では鉛筆デッサンと、絵具によるイメージ表現の2課題があります。

「イメージ表現」の試験では、「言葉」と現物の「モチーフ」が提示されます。

受験者はそれらをもとに自由にイメージを膨らませ、色彩豊かな作品として仕上げることが要求されます。

今課題のモチーフは「ファスナー」、言葉は「不思議」でした。

上の作品は高い構成力と、大胆でハッとするような色彩感覚が目を引きます。

下の作品はシーラカンスのような魚とそれらを覗く黄緑色の目が、独自の世界観を感じさせます。

単にモチーフをリアルに描くだけが評価されるわけではありません。ありふれた表現ではなく、その人独自の世界が表現できているかが重視されます。

そのためには普段から色々なことに興味を持ち、自分の引き出しを増やしておくことが大切です。また、様々なモノを見ずに描く力も必要です。

「これが私です!」という世界を、思う存分アピールしていきましょう!