2022年2月19日土曜日

京芸の色彩~生命を表現する~

 

京都市立芸大志望の高校3年生の作品です。(八つ切り大の画面、3時間)

テーマは「生命」。にじみやカスレを用いずに、分割した面をムラなく”平塗り”する課題です。(近年の京芸入試では平塗り課題がよく出題されます。)

それに加え、金色の折り紙を貼り付ける条件でした。

この作品は、塗り方はやや雑な部分が多いですが、テーマである「生命」を効果的に表現しています。

まず、単に花を描くだけではなく、画面を明部と暗部に分け、それぞれに「咲いている花」と「枯れた花」を配置することで生命の有無を効果的に対比しています。

また、光の当たった花びらにだけ金紙を用いることで、生命感を強調しています。

このようにテーマを自分なりに深く考察し、条件を活かしてわかりやすく表現することが重要なポイントです。

 

ino

2022年2月15日火曜日

京都市立芸術大学実技模擬試験 色彩課題

 

京都市立芸術大学実技模擬試験

色彩課題

「光と影」を色彩で表現しなさい。(3時間)

 

猫の影をユーモラスなフォルムで表現しています。

夜空も美しい

街並の色彩にもう少し情感を込めた色調があればよかった。

2022年2月10日木曜日

京芸模試の優秀作品


 先日本校で行なった「京都市立芸大実技模試」での、描写の優秀作品です。

コピー用紙一包とテニスボール、黒のビニルテープをモチーフとして出題しました。 

基本形態である〈直方体・円柱・球〉の応用です。

正確な大きさや比率、幅広い色や質感の差、加工を含む構成の工夫など、デッサン力を総合的に問う出題でした。

この作品はかなり高いクオリティですが、明かなレタリングのズレなど、まだまだ課題点を残しています。

試験まで残り2週間、更にステップアップできるよう頑張りましょう!

 (ino)