↑中学3年生、約3時間
いよいよ美術系高校の受験が近づいてきました。
京都市立銅駝美術工芸高校を始め、様々な美術系高校を目指す中学生たちが本校に通っています。
その銅駝は今年の4月から京都駅の東部に移転し、校名も「京都市立美術工芸高校」に変わります。志望する生徒たちが無事合格し、新しい高校の歴史を彩っていってほしいと思います。
(講師ino)
↑中学3年生、約3時間
いよいよ美術系高校の受験が近づいてきました。
京都市立銅駝美術工芸高校を始め、様々な美術系高校を目指す中学生たちが本校に通っています。
その銅駝は今年の4月から京都駅の東部に移転し、校名も「京都市立美術工芸高校」に変わります。志望する生徒たちが無事合格し、新しい高校の歴史を彩っていってほしいと思います。
(講師ino)
京都市立芸術大学入試対策
見開き作品の制作
B3画用紙を折りこみ、開いた時にみえてくる展開力を考えてもらう課題。
意外な展開、ユーモア、壮大さなど色々切り口はありますが
構成力、明度設計など基本的な画面作りにもしっかり留意してもらいました。
ジャンボジェット機が離陸していく場面かとおもいきや
地面部分は実はもう一つの旅客機内のテーブルでした。
大変青が美しく飛行機のハイライト部分も冴えています。
機内から朝日か夕日をゆっくりのぞんでいます。
が、
実は宇宙からの風景でもあったのです。つなぎ方が大変上手く壮大なスケールに仕上がりました。
沖谷記
京都市立芸術大学入試対策 色彩 (桂教室より)
明度設計の必要性について
明度設計は色彩表現において骨格のようなものにあたります。
見せたい部分、脇役の部分を明度で認識しておくと色を迷わずに
塗ることが出来ます。
色には色相、明度、彩度の三要素がありますが
その中でも明度認識は疎かになりがちです。
下の2作は同一課題
リンゴ1/2、レモンをモチーフとして色彩表現しなさい。
※ボール紙を画面とし左側に無彩色で着色
右側に有彩色で着色すること。
制限時間:3時間
半透明で浮遊しているリンゴの断面のような要素が少し形として気になります。
観察しています。筆遣いも美しいです。
12月も半ばに近づいてきています。この調子で頑張ろう!!
(沖谷)
京都市立芸大をめざす立体の授業、今回は応用編ということで「変身」をテーマに衣類を作るという課題で制作しました。 (制作6.5時間)
素材の条件も、必須のケント紙以外は自由とし、幅広い表現を試みてもらいました。
↑ひっくり返ったバケツをかぶるとアルミが流れ出て…という発想。変身感がもうひとつほしいところですが、アルミ箔をふんだんに使った大胆な造形は目を引きました。
他にもユニークな作品がたくさん。ふだん立体が苦手な生徒も楽しんで制作していたのが印象的でした。
授業の最後には、全員が自分の作品を身につけ発表。ハロウィンやファッションショーのような合評会で楽しいひとときとなりました。
入試では条件の正確さや完成度が重要になり、普段の課題でもその緊張感で固まりがちですが、本来想像したり造形したりすることは楽しいことなんだということを思い出してもらえたなら幸いです。
創作する楽しさを胸に、冬期講習会や入試も乗り越えてほしいと思います⛄
(講師ino)
モチーフ表現+イメージ表現
京芸入試の色彩科目では、不透明水彩での着色課題がよく出題されますが、色紙などを切り貼りすることもあります。
今回の課題では画面に直接着色せず、色紙および着色を施した画用紙のみを貼るという条件で 取り組んでもらいました。(6時間半)
大テーマは「対比」ですが、各自で「対比」から連想した小テーマを設定しました。
↑「柔らかい・硬い」
幅広い解釈や表現方法の作品群となりました。条件に従いつつ、いかに個性を表現するかが大切です。
(講師ino)
毎日の寒暖差が激しいこの頃です。
ようやく日差しも(やや)和らいできたので、教室内と屋外(ベランダ)で風景のデッサンを行いました。
普段は与えられたモチーフを描くことが多いですが、自分で描く場所を切り取ることで、あらためて表現するという事について自律的になってもらえたかと思います。
それぞれの着眼点や個性の違いがよく表れる課題となりました。
(講師ino)