京都市立芸大をめざす立体の授業、今回は応用編ということで「変身」をテーマに衣類を作るという課題で制作しました。 (制作6.5時間)
素材の条件も、必須のケント紙以外は自由とし、幅広い表現を試みてもらいました。
↑カツオノエボシというクラゲが人間に変身したらどうなるか、というユニークな発想から、烏帽子を制作。海洋生物らしい曲線や質感を造形に取り入れています。
↑ひっくり返ったバケツをかぶるとアルミが流れ出て…という発想。変身感がもうひとつほしいところですが、アルミ箔をふんだんに使った大胆な造形は目を引きました。
他にもユニークな作品がたくさん。ふだん立体が苦手な生徒も楽しんで制作していたのが印象的でした。
授業の最後には、全員が自分の作品を身につけ発表。ハロウィンやファッションショーのような合評会で楽しいひとときとなりました。
入試では条件の正確さや完成度が重要になり、普段の課題でもその緊張感で固まりがちですが、本来想像したり造形したりすることは楽しいことなんだということを思い出してもらえたなら幸いです。
創作する楽しさを胸に、冬期講習会や入試も乗り越えてほしいと思います⛄
(講師ino)