2022年9月3日土曜日

とうもろこしを透明水彩で描く

 9月になりました。秋らしい爽やかな風が吹くたびに、夏が少しずつ遠ざかるのを感じます。夏期講習会も今週で終わりです。

桂教室の京都市立芸大クラスでは、透明水彩絵具を使った着彩デッサンに取り組みました。

透明水彩絵具とは、アクリルガッシュなどの不透明水彩絵具とは異なる性質を持ち、透明感を活かした描写に向いた絵具です。

10年ほど前までの京芸入試では「色彩」科目は2課題あり、透明水彩の着彩課題が出されていました。現在は着彩課題の試験は廃止されたものの、持参用具には いまだに透明水彩が表記されており、今後も色彩の試験で使う可能性のある絵具です。

 本校では描写力や色彩感覚を養うことを目的に、現在も透明水彩での着彩課題を時折おこなっています。

4時間半ほどかけ、丁寧に仕上げました。緑や黄色の鮮やかさを保ちつつ、薄く赤色などの補色を重ねることで自然な色味を作り上げています。

この作者は先日の某大手美術予備校での京芸模試(描写)において1位を獲得!本校での京芸模試でも各科目すべて1位となりました。他の生徒たちを引っ張ってくれています。

↑本校での京都市立芸大模試の1位作品

 いよいよ来週からは後期授業が始まります。私立大学の入試も近づいてきました。後期もがんばりましょう! ★後期授業のご案内はこちらから

(講師ino)