2018年11月25日日曜日

ハンマーとノミ(鑿)で石を彫る両手

今回も高3生が多摩美術大学グラフィックデザイン学科の過去問に挑戦しました。
ハンマーとノミ(鑿)で石を彫る様子を描く課題。
実際の試験本番では、本物のハンマーやノミ、石などはありません。
両手以外はすべて想定、記憶と経験をたよりに描かなければなりません。

学校の授業などで、木材をノミで削った経験のある人はおられるかと思いますが、
石材を削ったことのある人はあまりいないのではないでしょうか。

木材用と石材用では道具の種類が違うので、実際に石を削ったことが無い限り、本物らしく描写するのはとても難しいことです。

一見無茶とも思えるような課題が出ることは他大学でもよくありますが、どんな条件でも柔軟に対応できるような力を、大学側は求めているのだと思います。

焦らず落ち着いて、自分の経験を信じて立ち向かいましょう。